雅瀬のハモ 西条・壬生川漁協ブランド化
愛媛県西条市壬生川の壬生川漁協は燧灘産で一定基準を満たしたハモを「雅瀬(みやびせ)のハモ」と名付けてブランド化し、19日に300キロ余りを京都市中央卸売市場に向け初出荷した。ブランド化は2015年12月に出荷を始めたガザミ「瀬戸の媛(ひめ)がに」に続き2例目。
壬生川漁協によると、ハモは京都の夏の日本料理には欠かせない食材。燧灘で取った魚介を14年から関西などの市場に試験的に出荷する中で、京都市の卸売業者から「安定的に出荷してほしい」との要望を受け、ブランド化を進めてきた。
雅瀬のハモの基準は、重さ1キロ未満▽頭が小さく胴が太くてしっかりしている-などで、「みやびせ」の商標を特許庁に登録済み。ブランド名は「京都の人たちがみやびな感じを喜ぶかなと思い、インスピレーションで付けた」という。